1.6

原文

pramāṇa-viparyaya-vikalpa-nidrā-smṛtayaḥ

和訳

心の働きには、正しい認識、誤った認識、想像、睡眠、記憶の五種類がある。

解釈

正しい認識(正知)

正しい認識手段(知覚・推論・信頼できる証言)によって、現実にちゃんと合った認識が得られます。

※「正しい認識」については、第1章7節で詳しく説明されます。

誤った認識(誤知)

対象を実際とは異なる形で認識している状態です。

※「誤った認識」については、第1章8節で詳しく説明されます。

想像(妄想・空想)

言葉としては知っていても、実在するとは限らないことを、こころの中で思い描いたり概念として捉えたりする働きです。

※「想像」については、第1章9節で詳しく説明されます。

睡眠

睡眠とは、心が完全に止まっているのではなく、「対象の欠如を認識している状態」であり、それもまた心の働きの一つです。

※「睡眠」については、第1章10節で詳しく説明されます。

記憶

過去に経験したことや見聞きしたことなどが、こころの中に再現される働きです。

※「記憶」については、第1章11節で詳しく説明されます。