1.11

原文

anubhūta-viṣaya-asaṃpramoṣaḥ smṛtiḥ

和訳

記憶(スムリティ)とは、経験した対象が、こころの中に刻まれ、失われずに留まりつづけること。

解釈

記憶は、新しく何かを作り出すこころの働きではありません。

すでに経験された対象が、形を変えずに、こころの中に保たれている状態です。

その意味で、記憶もまた、こころの一つの「動き」として数えられています。